160918MTB王滝100km
- 2016/09/18
- 00:00
いつもなら自転車を並べに4時前には起きているのですが、今日は5時おき。
体を濡らして体力を消耗したくない。
車を出る直前までDNSにしようかと喉元にまで出ていたのですが、言葉を飲み込みました。
今日の予報は一日雨。
それも台風が近づいてくる中の最悪の土砂降りの雨。
服装について悩みますが、果てしない登りとアドレナリンが出ている下りでは自己発熱量が高くなるだろうとアームウォーマー、レッグウォーマーに自転車用のペラッペラのウィンドブレーカーに指切りグローブにしました。
5時を過ぎて明るくなってからやっと起き出します。
この様子では出走を取りやめた人も大勢いるのでは。。。
スタート時間に間に合えばいいと気持ちを大きく持っていたらトイレ渋滞もなく快適なスタート前のひとときでした。
で、行列は全然短くない!
皆さん、物好きですねぇ。
最初の舗装路の登りで熱くなってウィンブレを脱ぎました。
雨はますます強いですが、それ以上に最初の大きなアップヒルで熱くなった体が雨で冷やされて気持ちがいいです(^^)
周りからもさほど遅れることもなく、快調に上っていきます。
下りになってウィンブレを来ました。
で、これ以降上りでも下りでもウィンブレを脱ぐことはありませんでした。。。
そう、土砂降りの雨に気力も体力もやる気も、そして何よりも大切な熱が全て洗い流されてしまいました。。。
ペラッペラのウィンブレでは台風の雨は到底防げるものではなかった。
こんな最悪の状況でのレースは志賀野反トレイルラン以来のものではないか。
あの時は天然の風雲たけし城とか泥を持って泥を制すとかメチャクチャなレースでしたが、今回はそれ以上かと。
天然エイドのはずの沢は濁流となって清流ではまったくない。
濁った水しかないからとコースの水たまりの上澄みを汲んでいる人がいましたよ^^;
とにかく雨がひどくてそこらじゅうが沼状態。
いつもの王滝のコースは川原道と形容されるのですが、今回は川そのものになっていました。
MTBが沢登りにも使えるって初めて知りました。。。
その路面も沼なのはもちろん、上流から水が流れていれば流水の抵抗を受け、泥になれば水を含んだ土なのでものすごい抵抗。
第一チェックポイントへの最後の上り。
この頃にはもう体が冷えてきました。
とにかく体を動かさないと冷えてしまう。
雨合羽が必要でした。
自分の体力的にも体をずっと動かし続けるほどのものがないことに気が付かなければ、、、
第一チェックポイント。
休むと体が冷えてしまう。
それ以上に自分の見栄も含めてまだ元気だと見せたい。
写真を簡単にとって先を急ぎます。
雨はなおも降り続きます。
もうそろそろ気力、それ以上に熱量の限界か。
三浦貯水池の平坦区間はそれこそ池だらけ。
ここまでで半分過ぎ、このペースなら9時間ぐらいでしょうか。
体はもう疲れ切っていてこれからの無限坂の上りが非常に気がかりです。
王滝名物無限坂。
今までも疲れ切った中で上ったことがありますが、今回はまた格別に疲れています。
そして何よりも寒い。
とにかく雨が止んでほしいのですが、嘲笑うかのように土砂降りの雨が横殴りに。
横殴りってことは雨がたまに小降りになったかと思うと突風が吹き寄せてこれまた寒い。
この上りでどんだけの回数休んだことか。
気力が続く限り頑張って上るのですが、そんなちっぽけな気力はすぐに洗い流されてしまいます。
6時間台で走れていたときには無限坂なんてダンシングで軽くこなしていたんですがねぇ。
最高地点まで上りきってあとはダウンヒル。
やっと体を休められましたよ。
そして第二チェックポイント。
ここで先行していたHさんが待っていました。
クロモリスペシャのVブレーキに砂が入り込んでブレーキが効かなくなり万事休す。
このあとも予定があるとのことでここで大人の判断、リタイアとしました。
王滝100kmでリタイアしたのは初めてのこと。
そのまま走っていれば完走できる時間的余裕は十分でしたが、次はもっと頑張って余裕を持って走れという神様の意志なのでしょう。
そして帰り道が辛かった。
以前走ったマラソンコースを行くのですが、とにかく雨が冷たい!
登り返しの全くないダウンヒルコースにすっかりと体が冷え切ってしまいました。
このレース、途中リタイアしても外界までがとにかく遠い。
結果的にきちんとレースを完走しても一時間くらいしか変わらなかったのではないでしょうか。
結果は残念なものでしたが、反省して得るものも多かった。
精進しましょう、この悔しさは努力で返すしかありません。
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